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Z世代採用

若手採用に苦戦する会社は、若者を想像で語っている

「最近の若者はこうだ」と、いつの間にか決めつけていないでしょうか。 若手採用がうまくいかない原因は、条件ではなく「若者像のズレ」かもしれません。 若者を採用したいなら、まず想像ではなく、実際の若者を見ることから始まります。

若手採用に苦戦する会社は、若者を想像で語っている

CATEGORY

Z世代採用

DATE

2026.08

OVERVIEW

概要

「最近の若者は安定志向だから」 「Z世代はタイパを重視するから」 「若い人は仕事よりプライベートを優先するから」 企業の採用について話していると、こうした言葉を聞くことがあります。 もちろん、すべてが間違っているわけではありません。 実際にそういう価値観を持っている若者もいます。 ただ、Z世代だけで会社をやっている自分たちからすると、少し気になることがあります。 それは、その「若者像」が実際の若者ではなく、企業側の想像で作られていることです。 【「Z世代はこう」という情報が先に来ている】 Z世代について調べれば、たくさんの記事や調査結果が出てきます。 安定志向。 タイパ重視。 SNSネイティブ。 会社への帰属意識が低い。 プライベートを重視する。 便利な言葉ですが、これだけで若者を理解したつもりになるのは危険だと思っています。 同じ20代でも、考えていることは全然違います。 とにかく稼ぎたい人もいれば、休みを重視する人もいる。 東京で働きたい人もいれば、地元に戻りたい人もいる。 大企業に入りたい人もいれば、少人数の会社で裁量を持って働きたい人もいる。 若者だから同じ価値観を持っているわけではありません。 【若手が来ない理由を、若手に聞いていない】 若手採用に苦戦している企業ほど、一度考えてみてほしいことがあります。 「なぜ応募されないのかを、実際の若者に聞いたことがあるか?」 ということです。 応募が少ないと、 「給与が低いからかな」 「地方だから仕方ない」 「今の若者は大手志向だから」 と社内で原因を考えます。 でも、実際に若者に見せてみると、 「採用ページが古く見える」 「仕事内容がよく分からない」 「社員の雰囲気が見えない」 「写真が全部集合写真で、自分が働くイメージが湧かない」 と、全く違う理由が出てくることがあります。 企業が考えている課題と、若者が感じている課題がズレている。 この状態で広告費を増やしても、採用ページを少し修正しても、大きくは変わりません。 【若者を理解するとは、流行を知ることではない】 若者を採用したいとなると、 TikTokを始めよう。 Instagramを頑張ろう。 若いモデルを使おう。 となりがちです。 でも、若者を理解することと、若者の流行を追うことは別です。 大切なのは、 会社を選ぶときに何を不安に感じるのか。 求人のどこを見て離脱するのか。 どんな会社なら友達に話したくなるのか。 何があれば「ちょっと話を聞いてみよう」と思えるのか。 こうした感覚を知ることです。 【「最近の若者は」で終わらせない】 若者の価値観が変わったのであれば、企業側も伝え方を変える必要があります。 「最近の若者は難しい」 で終わらせるのではなく、 「今の自分たちは若者からどう見えているんだろう」 と考えてみる。 若者を採用したいなら、若者を想像で語らない。 データを見ることも大切ですが、その前に一人の若者に自社の採用ページを見てもらうだけでも、発見はあるはずです。 若手採用を変える最初の一歩は、若者向けの施策を増やすことではありません。 企業側が作った「若者像」を、一度疑ってみることだと思っています。

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