Grand Quest

Z世代マーケティング

会社がSNSを始めて一番最初に目指すべき目標

企業がSNSを始めると、ほとんどの会社が最初に気にする数字があります。 フォロワー数です。 「まずは1,000フォロワーを目指そう」 「もっと再生数を伸ばしたい」 こういった目標を立てる企業はかなり多いです。 もちろん、フォロワー数も再生数も大切です。 でも、Z世代向けのマーケティングをやっている僕からすると、企業SNSが最初に目指すべき目標はそこではありません。

会社がSNSを始めて一番最初に目指すべき目標

CATEGORY

Z世代マーケティング

DATE

2026.08

OVERVIEW

概要

最初に目指すべきなのは、 「この会社って、こういう会社なんだ」 と理解してもらうことです。 フォロワーが増えても、会社が伝わっていなければ意味がない 例えば、TikTokで動画が100万回再生されたとします。 一見すると大成功です。 でも、その動画を見た人に、 「何の会社ですか?」 と聞いたとき、誰も答えられなかったらどうでしょうか。 それは企業SNSとして本当に成功しているのか。 僕は微妙だと思っています。 SNSはバズらせることが目的ではありません。 企業にとってSNSは、 「自分たちが何者なのかを伝える場所」 です。 面白い動画を作ることも必要です。 流行りの企画を取り入れることも必要です。 でも、その結果、 「面白いアカウントだった」 だけで終わってしまったら、会社には何も残りません。 最初に作るべきなのは「印象」 企業SNSで重要なのは、 「この会社といえば〇〇」 という印象をつくることです。 例えば、 若手が活躍している会社。 社員同士の距離が近い会社。 商品へのこだわりが強い会社。 社長が面白い会社。 地方だけど新しいことをやっている会社。 何でもいい。 重要なのは、 「この会社って、こういう感じだよね」 と一言で説明できる状態をつくることです。 SNSを始めたばかりの企業ほど、 会社紹介。 商品紹介。 社員紹介。 採用情報。 イベント情報。 社長の話。 と、全部を発信したくなります。 でも、全部を発信すると、逆に何も残らない。 まずは一つ、 「自分たちはどう見られたいのか」 を決める。 ここが企業SNSのスタートだと思っています。 Z世代はプロフィールまで見に来る 僕たちZ世代は、SNSで気になる投稿を見つけたとき、その投稿だけで判断しているわけではありません。 少し気になれば、プロフィールを見ます。 過去の投稿を見る。 他の動画を見る。 どんな人が働いているのかを見る。 コメント欄を見る。 そこで、 「ちゃんとした会社なんだ」 「思っていたより面白そう」 「この会社ちょっと好きかも」 という印象が積み重なっていきます。 逆に、一つの動画だけがバズっていて、他の投稿に統一感がなかったり、何の会社なのか分からなかったりすると、 「よく分からないアカウント」 で終わります。 だから僕は、SNS運用の最初の段階では、 再生数よりも、 「プロフィールまで見てもらえたか」 「他の投稿も見てもらえたか」 「会社のことを理解してもらえたか」 の方が大事だと思っています。 最初から売ろうとすると嫌われる 企業がSNSを始めると、どうしても売りたくなります。 「商品を買ってください」 「採用募集中です」 「問い合わせはこちら」 もちろん、最終的には必要です。 でも、知らない会社からいきなり売られても、人は動きません。 SNSでは特にそうです。 まず、 知る。 次に、 興味を持つ。 そのあと、 好きになる。 そこまでいって初めて、 買う。 応募する。 問い合わせる。 という行動につながります。 企業SNSでよくある失敗は、 この順番を飛ばして、 いきなり「買ってください」に行ってしまうことです。 SNSは営業資料ではありません。 まずは、 「なんかこの会社いいな」 と思ってもらう。 その感情をつくることが先です。 100人に深く伝わる方が強い SNS運用をしていると、どうしても大きな数字が欲しくなります。 10万再生。 1万フォロワー。 100万インプレッション。 数字が大きい方が成功しているように見えるからです。 でも、例えば採用目的のSNSなら、 10万人に薄く届くより、 100人に、 「ここで働いてみたい」 と思ってもらう方が価値があります。 地方企業ならなおさらです。 全国から100万再生されても、採用エリアの若者に届いていなければ意味がない。 フォロワーが少なくても、 会社の価値観に共感してくれる人がいる。 働いている人を好きになってくれる人がいる。 商品を楽しみにしてくれる人がいる。 そういう状態を作れた方が、企業SNSとしては強いと思っています。 企業SNSは「認知」より「理解」から始める 企業がSNSを始めるとき、 「まずは知名度を上げたい」 と言う会社は多いです。 でも僕は、 知名度より先に、 理解度を上げるべきだと思っています。 何をしている会社なのか。 どんな人がいるのか。 何を大切にしているのか。 どんな未来を目指しているのか。 それが伝わって初めて、 「あの会社知ってる」 に意味が生まれます。 SNSを始めて最初に目指すべきなのは、 1万フォロワーでも、 100万再生でも、 バズることでもありません。 「この会社って、こういう会社だよね」 と誰かの頭の中に残ること。 そこから企業SNSは始まるのではないでしょうか。

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